「モワナ」と永井一正・日本デザインセンターのコラボ再び 歌舞伎の祝幕も披露

フランスのラグジュアリーバッグブランド「モワナ」が、グラフィックデザイナー永井一正・日本デザインセンターとのコラボレーションによる2025年ホリデーコレクションを発表。ドーバーストリートマーケットギンザにて限定カプセルコレクションを販売中だ。1929年生まれの永井は、日本を代表するグラフィックデザイナーのひとり。1960年に日本デザインセンターを共同設立し、その作品はニューヨークのMoMAをはじめとする世界の主要美術館に収蔵されている。

モワナとのコラボレーションは昨年に続き、2度目。永井は「川久保玲がディレクションを手掛けるドーバーストリートマーケットギンザで、モワナがコラボレーションを発表できるのは、とても素晴らしいこと。そして若い世代の多くが好んで訪れる場所なので、彼らがこのコラボレーションに興味を持ってくれたら嬉しい」と語る。スペシャルインスタレーションは、ドーバーストリートマーケットギンザ1階のピロティスペースおよび4階にて展開中だ。

2025年ホリデーコレクションでは、永井の代表作である「LIFE」シリーズを讃え、モワナのために特別に制作されたトラ、ミミズク、シカ、ワニのアートワークをアイテムに落とし込んだ。クラシックな「Mコレクション」のブラウンカラーのモノグラムを中心に、今シーズンの新色であるバーガンディ、カーキ、ネイビーといったシーズナルカラーも登場。限定版のキャンバストート、ホーボー、バッグチャーム、カードホルダー、パスポートケース、ノートブックカバーを展開する。

さらに121日に初日を迎えた八代目尾上菊五郎丈、六代目尾上菊之助丈の襲名公演では、特別な祝幕が披露された。こちらも永井と日本デザインセンターが、モワナとのコラボレーションで手がけたオリジナルアートワーク。「連獅子」という象徴的な歌舞伎演目と、モワナの“M”モノグラムで表現された富士山を描いた祝幕が、京都南座を華やかに彩る。伝統を守りながらも新たな創造性を取り入れ、世代を超えて受け継がれていく、モワナと歌舞伎の文化的な共通点を讃えた。

Dover Street Market Ginza / ドーバー ストリート マーケット ギンザ
問い合わせ先:ドーバー ストリート マーケット ギンザ
東京都中央区銀座6-9-5 ギンザコマツ西館
03-6228-5080(代表)

MOYNAT / モワナ
問い合わせ先:モワナ 伊勢丹新宿店
東京都新宿区新宿3-14-1 本館1階
03-3352-1111(大代表)

永井一正・八代目尾上菊五郎丈ポートレート:©︎Theo Liu
京都南座祝幕、八代目尾上菊五郎丈六代目尾上菊之助丈ポートレート©︎Momo Angela

https://www.moynat.com/