PRエージェンシーKCDのCEO、ラシュナ・シャーがデスクを公開


Shoko Natori

目がその人の魂を写す”窓”であるとしたら、クリエイターのデスクは、その人の頭の中へと通じる”道”なのかもしれない……こう考えた本誌は、気になるデザイナーやファッション界で活躍する友人たちにデスクツアーを依頼。彼らがどのように仕事をしているのかを知るべく、オフィスにお邪魔した。最高級のヴィンテージショップから取り寄せたプリミティブなデスクや美しい文房具はもちろん、時には散らかったデスクの上まで、あらゆる形のワークプレイスをご覧あれ。今回は大手PRエージェンシーKCDのグローバルCEOに就任したラシュナ・シャーのデスクを紹介する。

10マガジン:デスクはどこで購入したものですか?

ラシュナ・シャー(以下、シャー):2018年にKCDのニューヨークの事務所に移転したときに特注で作ってもらいました。ミーティング用のスペースとしてシニアチームのメンバーにはL字型のデスクがあてがわれるのですが、私の場合は書類や雑多なものを置く予備のスペースとして活用しています!オープンプランのレイアウトのおかげで、チーム間でのコミュニケーションもスムーズです。

10マガジン: 整理整頓されたデスクと散らかったデスク——好きなのはどっち?

シャー:理想は整理整頓されたデスクですが、実際は散らかっていますね。目標である完全なペーパーレスにはまだ至っていません。雑誌などはデスクの上に置いて、手を止めて読むようにしています。そうしないと忘れてしまうので。


10マガジン:デスクにあるもので、いちばん思い入れがあるものは?

シャー:デザイナーやクライアントからいただいたメッセージです。デスクの上に置いています。もちろん、娘たちの写真も飾っています。

10マガジン:このデスクから生まれたいちばんの自信作は?

シャー:誇りを感じるのは、KCDチームに関する発表(昇進や新規クライアントの発表、代理店の拡大、新しい役割と責任に関する情報など)を知ったり、書いたりするときです……。チームのメンバーがいるおかげで、こうしてデスクに座り、モチベーションを維持できるのです。

Photography courtesy of Rachna Shah この記事は10 Men Magazine 58号「ELEGANCE, GRACE, BEAUTY」からの抜粋です。

@rachnasays

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