『10 Magazine Japan』2025年春夏号のプレミアム版には、アーティストのFukase (SEKAI NO OWARI)が表紙で登場。彼の考える音楽とファッション、そしてこれからのヴィジョンについて迫った。ここでは、本誌インタビューから抜粋して紹介する。
デビュー15周年を迎えるSEKAI NO OWARIのフロントマンであり、バンド全体の⾐装ディレクションも⼿掛けるFukase。2017年のドーム・スタジアムツアー「Tarkus」では、衣装をグッチが提供し、話題となった。バンドの枠を飛び出し単体でも多くのプロジェクトを手掛けているファッションラバーのFukaseが、全16ページにも及ぶカバーストーリーに挑み、その胸中を語ってくれた。
――今回の撮影はいかがでしたか?
ミュージシャンとしての撮影の時は等身大のままで臨むところがあるんですが、ファッション撮影では服が良く見えることを意識した方がいいと思うので、前日に飲み過ぎて顔がパンパンに浮む腫くんでいるような状態になることは避けました(笑)。
――ファッション面で影響を受けたアーティストはいますか?
僕が中高生の頃はエミネムが世界的に流行っていて、エミネムが着ていたベロア素材のセットアップのジャージーを買いに行って着ていました。Timberlandの靴が欲しかったけれど値段的に買えなかったのでそれよりは安価のK・SWISSのスニーカーを合わせていました。ただそういうファッションはすこぶる女子受けが悪いので、思春期の僕としては葛藤する日々でしたね(笑)
――今ファッションが気になるアーティストというと?
タイラー・ザ・クリエイターのファッションはかっこいいと思います。色がいいんですよね。キャッチーな色使いだけど下品さはない。自分は今30代後半ですけど、品と清潔感のあるファッションをするべきだと思うんです。タイラー・ザ・クリエイターのファッションは品があるけれど尖っている、その絶妙なバランスに惹かれますね。
年相応の落ち着いたファッションをするという価値観がありますけど、それにはあまりとらわれなくてもいいと感じています。自分より上の世代の方が尖ったファッションをしているのを見ると「かっこいいな」と思います。
――今気になっているファッションスタイルやアイテムはありますか?
もともとヴィンテージTシャツが好きで集めているのですが、自分の周りでヴィンテージデニムをかっこよく着ている方が多いので、最近はそっちにも興味が出てきました。綺麗に歳を取っていくためにも良い趣味なんじゃないかと思います。
気になるインタビューの全文は『10 Magazine Japan』2025年春夏号のプレミアム版をぜひチェックして!
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Photographer HOUMI SAKATA
Fashion Editor GO MOMOSE
Creative Director SAORI MASUDA
Artist FUKASE
Interview Text KAORI KOMATSU
Sittings editor TOMOMI HATA
Hair and make-up HIROKI EGUCHI
Photographer’s assistant KANA TAKENOBU
Fashion assistant RUOU KIRIBUCHI
Props SHIZUKA AOKI