空山基が上海で個展「光、透明、反射」を開催

世界的に知られるアーティスト空山基が、上海のNANZUKA ART INSTITUTEにて個展「光、透明、反射」を開催。本展は2025年2月28日から6月15日までの期間で開かれ、空山の創作活動を網羅する回顧展となる。

空山基は、「光」「透明」「反射」を自身の作品の根幹に据えてきた。絵の具という限られた素材を用いて、いかにして光を描くか。その挑戦を続ける中で、「光を表現するためには空気を描く必要がある」、「空気を描くには透明を表現する必要がある」、「反射表現を如何にして征服するのかが鍵を握る」と語ってきた。本展では、1970年代後半から現在に至るまでの代表作が一堂に会し、その探求の軌跡を辿ることができる。

展示作品には、1978年にウィスキー広告のために描かれた最初のロボット作品、ロックバンドAerosmithのアルバムカバーとなった伝説的な女性型ロボット、恐竜やユニコーンをモチーフにした最新のキャンバス作品、彫刻作品、さらには映像インスタレーションまで多岐にわたる。また、2018年にディオール・オムのランウェイに登場した高さ12mのアルミ製巨大彫刻も、The Summitの敷地内にパブリックアートとして設置されている。

空山の作品は、機械文明と生命体が融合する未来の世界を描き出し、観る者に知性、身体、時間といった概念を問いかける。その独自のビジョンが詰まった本展は、空山基の芸術の本質に迫る貴重な機会となる。

「光、透明、反射」展

会期:2025年2月28日(金) – 6月15日(日)
会場:NANZUKA ART INSTITUTE(上海)
住所:3F, The Summit tower #1, Pudong New District, Shanghai
開館時間:水曜日 – 月曜日 11:00 – 21:00(最終入場20:00)
休館日:火曜日
URL:nanzuka.com

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