ラ・ボーテ ルイ・ヴィトンと、新たな美の旅へ!

この秋、最も注目を集めているビューティニュースといえば、ラ・ボーテ ルイ・ヴィトンであるのは間違いない。満を持して登場したラグジュアリーな美を、目元に、唇に宿してみよう。

LV オンブル 951、同 650/LA BEAUTÉ LOUIS VUITTON

ついに誕生した、ルイ・ヴィトン初のビューティ・コレクション。ここに至るまでには、長い歳月が費やされている。

コスメティック・クリエイティブ・ディレクターを務めるメイクアップアーティスト、パット・マクグラスが数年にわたり開発に携わったが、そのインスピレーション源は実に1世紀前にも遡る。

LV オンブル 950、同 250LV バーム 060LA BEAUTÉ LOUIS VUITTON

192030年代にルイ・ヴィトンが手がけたネセセール・ド・ヴォワイヤージュ(旅の化粧道具入れ)を見てみれば一目瞭然だ。当時の上流階級の貴婦人たちのために作られたトランクやケースには、べっ甲のヘアブラシやパウダー、クリームなどが収められている。

LV オンブル 450、同 350LV ルージュ 400LA BEAUTÉ LOUIS VUITTON

「ラ・ボーテ ルイ・ヴィトン」はその伝統を受け継ぎ、ビューティの必需品は宝物のような存在になりうるし、そうでなければならないという思想を現代に蘇らせた。

LV オンブル 951、同 650LV ルージュ 111LA BEAUTÉ LOUIS VUITTON

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たとえば、8種類のアイシャドウパレットを見ただけでもそれがよく分かる。遊び心ある色たちがルイ・ヴィトンを象徴する花の形にあしらわれ、重厚感あるモノグラム入りのケースに収められている。

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55色にものぼる美しい口紅はレフィラブルでありながら、ジュエリーのようなケースにカチリと収められるまでは使えない。発色も、見た目も、そして使うときの音や動作までもが特別な美しさに包まれるのだ。

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存在を形づくるリップスティック。一筆で描かれるサインであり、女性が世界のなかで自分を表現する方法”と語る、パット・マクグラス。

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そのコレクションには、メゾンの豊かな歴史へのウィットに富んだオマージュがちりばめられている。

リップが全55色なのは「LV」がローマ数字で「55」を意味するから。アイシャドウパレットの色番号ひとつにしても、創業年やモノグラムが生まれた年から着想を得るなど、至る所に伝統が息づいている。

モノグラム・フラワーモチーフのロックシステム/LA BEAUTÉ LOUIS VUITTON

これに合わせ、コスメポーチやブラシセットはもちろん、リップ1本を収めるためのミニトランクまで登場するのもルイ・ヴィトンならでは。

どこまでも美しくラグジュアリーな、そしてアートのような特別感をもつビューティ・コレクションで、自分らしさを表現する旅へと漕ぎ出そう。

Photographer IRINA SHESTAKOVA
Beauty Editor and Text APRIL LONG
Fashion Editor ALICIA PADRON
Model PEPPER JULIETTE at Women 360 Management
Hair CYRIL LALOUE at Wise & Talented using ORIBE
Make-up YVANE ROCHER at WSM
Photographer’s assistant MAXENCE MEYER
Fashion assistant ALISA NIKOLENKO
Producer DALE JAMES at Jones Mgmt