ラルフ ローレン 2024年フォール・ホリデー・ウィメンズ・コレクション


Shoko Natori
10 Magazine

4月29日夜(現地時間)、ラルフ ローレンはニューヨークにあるプライベートデザインスタジオで少人数のセレブリティや友人、家族、ジャーナリストたちに2024年フォール・ホリデー・ウィメンズ・コレクションを披露した。ゲストにはグレン・クローズやジェシカ・チャステインケリー・ワシントンなどの著名人が名を連ね、ラルフ・ローレン氏ほどスターを引き寄せる人はいないと改めて実感させられた。ファッションショーに関しては、1972年にローレン氏が発表したデビューコレクションを彷彿とさせる内容だった。70年代と同様に、彼がデザインする服はいまも変わらずスタイリッシュでエレガントだ。まさにクラシカルなラルフ ローレンという表現がぴったりのこのコレクションは、彼の豊かな質感とラグジュアリー感あふれる世界を共有することの素晴らしさを教えてくれた。ツイードのテーラードジャケットからタキシード、さらにはうっとりするほど柔らかいカシミアまで、ラルフ ローレンを象徴するスタイルがすべて揃っていた。その中でも本誌が注目したのは、レッドカーペットにぴったりのガウン。バイアスカットのシルクであろうと、全面的に装飾が施されたものであろうと、彼の創作したガウンをまとえば、誰もがハリウッドのアイコンのような気分になれる——そんな想いを抱かせてくれた。

ショーの幕が下りると、ゲストたちは5番街を歩いてニューヨークでもっとも予約が取れないといわれる人気店「ザ ポロ バー」でのディナーに向かった。ショーとディナー。まさに完璧なニューヨークの夜と呼ぶにふさわしい演出だった。

Photography courtesy of Ralph Lauren

ralphlauren.co.uk

Share