1688年創業、京都・西陣の老舗・HOSOOが手掛けるレディ・トゥ・ウェアコレクション「HOSOO Couture」。2026年コレクションでは「Everything is Matter」を掲げ、HOSOOが培ってきた織の技術を生かしながら、ひねりの効いた現代的な表現を追求した。ディレクターの細尾多英子は「たくさんの物があふれる中で、何を選び取っていくのかが大切、というメッセージを表現したかった」と語る。
テキスタイルはすべて今回のコレクションのためにゼロから制作。金糸の輝きやビジューのような煌めき、力強いレオパード柄など、表情豊かな素材を揃えた。その素材を使ったデザインを、「ドゥロワー(DRAWER)」「ブラミンク(BLAMINK)」などを手掛けてきた吉武味早子に依頼。細尾は「最高の素材を用意するので、最高の腕で調理してください」と、シェフに依頼するような気持ちで吉武にデザインを託したと語る。
キャンペーンビジュアルを手掛けたのは、デンマークを拠点に「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」や「ディオール(DIOR)」などを撮影してきたフォトグラファー、キャスパー・セイェルセン(Casper Sejersen)。その光の捉え方に惹かれ、細尾自らオファーした。キャスパーはHOSOO Coutureについて「生地が本当に美しく、まるで歴史に触れているような感覚を覚える」と語る。また、「光と構図の効果によって、生地や各ルックのディテール、洗練された印象を際立たせ、タイムレスかつモダンな作品に仕上げた」と、今回のビジュアルへの狙いを語った。
ドラマチックな華やかさと現代的な強さが印象的な今回のコレクション。細尾は「どんなチャレンジをしても、伝統の要素はどこかしらに絶対現れるはず。『西陣織の生地はこうじゃなきゃ』みたいな固定観念を恐れずにひっくり返したい」と、攻めの姿勢を崩さない。2026年コレクションは、HOSOO FLAGSHIP STORE、HOSOO TOKYO、HOSOO ONLINE STOREにて展開中だ。
©︎Casper Sejersen
Creative Direction by Fatine Layt
Photography by Casper Sejersen with M.A.P.




















