広瀬すず、XG、LISA、フィリックスらも来場! ルイ・ヴィトン 2027年春夏ウィメンズ・コレクション

ルイ・ヴィトンがパリコレクションの最後を飾る、2027年春夏ウィメンズ・コレクションを10月7日(日本時間)に開催。ニコラ・ジェスキエールが「エルゴノミクス(人間工学)」をテーマに、軽やかさと自由な動きを追求したコレクションを披露した。ショーには日本からアンバサダーの広瀬すずやXG、海外からはBLACKPINKのLISA、Stray Kidsのフィリックスらが駆けつけ、会場を彩った豪華ゲストたちの来場ルックにも注目してほしい。

ルイ・ヴィトンの2027年春夏コレクションを手がけるにあたり、ウィメンズ アーティスティック・ディレクターのニコラ・ジェスキエールは、メゾンを新たな領域へと導くことにした。近未来的なテイラリングと力強いシルエットの名手として知られる彼が選んだのは、軽やかさと流動性、そして重力に抗うかのような素材感だった。ジェスキエールは、そうして生まれたコレクションを「エルゴノミクス(人間工学)」と呼び、それは「シンプルさの感覚、そして何らかの方法で純粋さを探求すること」と解説した。

そんな彼のアプローチは徹底してラディカルなものだった。自らを「鎧のスペシャリスト」と称するジェスキエールは、どちらかと言えば身体に大胆なシルエットを纏わせる独創的な方法を見つけるのが得意だ。ところがパリで披露された2027年春夏コレクションでは、衣服の最終的なシルエットを身体のラインに委ねることに目を向けた。

ショー会場には、SFアニメ『宇宙家族ジェットソン』を思わせる空飛ぶ車が出現。その下でモデルたちがアスファルトのランウェイを闊歩──というよりは、煙や蒸気のような抑えられた色調とともに、まるで空気のように軽やかに漂っていく。バイアスカットのドレスにヴェールのようなカーディガンを重ねたルックや、透け感からフロスト調、そして光を通さない色調へとシームレスに変化するシャツとパンツが披露された。すべてが軽やかなこのコレクションにおいて唯一重さを感じさせたのは、スポーティなシルクジャケットのファスナーくらいだろうか。ガウンまでもが軽やかで、ランジェリーのように繊細なシルクが幾重にも重ねられていた。

これらの衣服は、どれも一目にはシンプルでミニマルだ。だが、実際にここまで重力を感じさせないルックを実現させるのは至難の技にちがいない。カットやプロポーションは科学的レベルの緻密さで計算しなければならないし、素材には洗練された最先端のものが求められる。幸い、ルイ・ヴィトンの生地開発部門はすば抜けて優秀だ。大変な努力の末に、軽やかさと流動性を備えたシルクやレザー、ウールを作り上げた。ジェスキエールの言葉を借りるなら、ダブルフェイスのカシミヤコートは「Tシャツよりも軽い」そうだ。

同時に、ジェスキエールの衣服は“親密さ”を求めている。実際に手で触れられ、感覚として感じられ、身体の上で体験されなければならないのだ。加えて、その見え方は着る人によって変わる。身体の曲線に目を向けたジェスキエールのアプローチには、何かワクワクさせられるところがある。

私たちは、ジェスキエールの約30年にわたる革新への飽くなき探求に拍手を送りたい。そんな彼は今回のコレクションによって自らの“安全領域”から飛び出し、新しい領域に足を踏み入れた。そして構造の代わりとなる、魅惑的な柔らかさを手に入れたのだ。

Photography courtesy of Louis Vuitton. 

louisvuitton.com

まずは、ルイ・ヴィトンのアンバサダーを務める広瀬すずの来場ルックからチェック。パリで撮影されたスペシャルなカットも到着した。

XGからはMAYA(左)とHINATA(右)が来場。ルイ・ヴィトンのルックを纏い、パリの街を舞台にそれぞれの個性を際立たせた二人のソロカットにも注目。

BLACKPINKのLISA

Stray Kidsのフィリックス

そのほかの豪華ゲストたちもチェック!

Text CLAUDIA CROFT
Translator SHOKO NATORI
Web Editor MIKA MUKAIYAMA