バレンシアガが2026年フォールコレクションのキャンペーン「A New York Minute: Keep Rolling」を公開した。ジョン・F・ケネディJr.と、のちに妻となるキャロリン・ベセットの数奇な運命を描くFXシリーズ『ラブストーリー ジョン&キャロリン』でキャロリン役を演じ話題を集めたサラ・ピジョン(Sarah Pidgeon)を起用し、ニューヨークの日常風景と映画制作の舞台裏をシームレスに交錯させた映像作品に仕上げている。
アカデミー賞ノミネート歴を持つ映画監督セリーヌ・ソンが手がけた3本のフィルムは、すべてマンハッタンで撮影。朝・昼・夜それぞれの時間帯を舞台に、Le City、Le 7 Bowling、Rodeoバッグを中心とした2026年フォールコレクションのスタイリングを映し出す。クリーニング店や交差点、タクシー移動といったニューヨークらしい何気ない日常は、やがて“撮影中の映画”であることが明かされ、フィクションと現実が曖昧に溶け合っていく。
さらに本キャンペーンでは、クリエイティブ・ディレクターのピエールパオロ・ピッチョーリによるヴィジュアルや、撮影現場の空気感を切り取った追加コンテンツも展開。専用インスタグラムアカウント「@keeppprolling」では、撮影準備中や休憩時間など、通常は見られない舞台裏がシェアされている。また、撮影現場を偶然目撃した通行人による写真や動画がSNSにアップされていくことで、キャンペーンそのものが都市の風景へと拡張。都市生活の中に潜む演出性と、映像表現そのものの構造を浮かび上がらせる、新しいキャンペーンのあり方にわくわくさせられそうだ。

なお、2026年フォールコレクションは現在一部店舗と公式サイトにて展開中。パリコレ期間中もファッションアイコンとして大きく注目を集めた、サラ・ピジョンのエフォートレスな着こなしにもぜひ注目して。
Courtesy of Balenciaga



