マリメッコの巡回展が東京都庭園美術館で開幕 旧朝香宮邸とプリントが響き合う空間に

創立75周年を迎えたフィンランドのデザインハウス、マリメッコの展覧会「マリメッコ展 模様のちから Marimekko: Art of Printmaking -Beauty, Dream, Love」が開幕。東京都庭園美術館で12月20日まで開催される。色鮮やかでプレイフルなプリントで世界を魅了してきたマリメッコの美学と、創造の源に迫る巡回展だ。

今年7月に京都文化博物館で幕を開けた本展では、初期から現代まで60点を超えるドレスをはじめ、ファブリックや制作資料を展示。マリメッコが育んできたデザインの背景とその魅力を紹介する。創業者アルミ・ラティアが目指した、流行にとらわれず、時代を超えて愛されるドレスの数々にも注目したい。

1枚目:図案:マイヤ・イソラ《ウニッコ》1964年/クリスティーナ・イソラ 2003年 © Marimekko Oyj Suomi-Finland Maija Isola/Kristina Isola 1964/2003 2枚目:図案・ドレス:アンニカ・リマラ《イソ ライネ》1965年/《ナッピメッコ》1967年 © Marimekko Oyj Suomi-Finland Annika Rimala 1965/1967 3枚目:Fun in Finland 1964年 Photo: Tony Vaccaro / Tony Vaccaro Archives 4枚目:《シィールトラプータルハ》マイヤ・ロウエカリ 2009年 © Marimekko Oyj Suomi-Finland Maija Louekari 2009 5枚目:「マリメッコ社のファクトリーにて、ファブリックがプリントされる様子」 Photo: Yuki Ogawa 

さらに、ヘルシンキのプリント・ファクトリーにもフォーカス。アートユニットplaplax(プラプラックス)が現地を取材し、プリントが生まれるプロセスや色彩のダイナミズムを映像インスタレーションで表現するなど、「アートが生まれる現場」を体感できる展示となっている。

1枚目:本館北の間 皆川 明<<Marimekko’s Timeless World>>展示風景 2枚目:本館1階大広間  3枚目:新館のplaplax<<Factory as a playground>>の展示風景 4枚目:本館2階広間 画像提供:東京都庭園美術館(撮影:加藤新作)

会場となるのは、アール・デコと日本の意匠が融合した旧朝香宮邸。1階の第一階段や浴室、ベランダにもマリメッコのプリントを取り入れ、建築とプリントが響き合う空間をつくり上げた。館内のインスタレーション<<Marimekko’s Timeless World>>を手掛けたデザイナーの皆川 明は、「19歳のとき、初めてフィンランドのマリメッコ本店を訪ねたことを思い出した」と語り、今回の展示について「マリメッコがこれまで築いてきたデザインが生活を支えていくことを、皆様もきっと実感されるのではないか」とコメント。同展覧会は今後2年にわたり、広島、北九州、富山、名古屋、長崎ほかへ巡回予定だ。

「マリメッコ展 模様のちから Marimekko: Art of Printmaking -Beauty, Dream, Love」
会場:東京都庭園美術館(本館+新館)
住所:東京都港区白金台5-21-9
会期:10月3日(土)~12月20日(日)
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)
開館時間:10:00~18:00(入館は閉館の30分前まで)
11月6日(金)、13日(金)、20日(金)、21日(土)、27日(金)、28日(土)、12月4日(金)、5日(土)は夜間開館のため20:00まで開館
日時指定予約制
公式サイト